新型コロナウイルスの感染拡大で国内に懸念が広がるロックダウン(都市封鎖)をめぐり、安倍晋三首相は1日の参院決算委員会で「緊急事態宣言がただちにロックダウンというものではない。フランスがやっているようなロックダウンが(日本で)できるのかといえば、それはできない」と述べた。
フランス然り、アメリカやイギリスも然りで、法律も違えばトップの権限も違う日本では想像しているような”ロックダウン”は無理なんだろう。
そして、もう一つの側面には、やっぱり「経済」の問題がどうしても大きいように思います。
諸外国が躊躇することなく1ヶ月の都市封鎖に踏み切れる背景のひとつには、「お金」があるから出来るんじゃないかと。
1ヶ月も経済活動が止まったら、ビジネスも破綻するし、人々の生活も困る。
でも国がお金を持っていたら補助金なり助成金なりを出せるし、大規模な経済対策も打てる。
個人も貯蓄なり資産を持っていれば、1ヶ月凌ぐことぐらい問題ない。
ましてや、西欧諸国の人たちってそもそも毎年ロングバケーション取ってるし、それで仕事を失ってもまた次の仕事を探せばいいや!って感じだろうし。
コロナウイルスを早く封じ込めて事態を収束させるには、感染爆発する前にロックダウンなりの対応をしたほうが良いに決まってるし、みんな解ってる。
1ヶ月収入なり売上が無かったら破綻してしまう構造で成り立っている経済なんだろうなー。
けど、実行できないのはこういった日本の経済(構造)と生活水準というか、国力?の差が出てるように思います。