長年サラリーマンをやっていると「自分の市場価値はどれくらいなのだろうか?」という疑問が湧いてくることはないだろうか。
すでに会社経営をしている人や自営業の人は肌身で感じることも多いだろうし、40代以降に転職経験がある人もそれなりに感じる機会があっただろうが、長年会社勤めのサラリーマンにはなかなか実感できないものだ。
ずっと同じ会社で長年仕事をしてきて、それなりに色々な経験を積んできた訳だが、仮に退職したり会社が倒産したり、様々な理由で会社の看板や肩書が無くなり、一個人として社会に出たときに、
自分は世間にどの程度の評価をされるのだろうか?
今の実力は今の会社の中だけでしか通用しないものなのだろうか?
といった不安に駆られます。
人生100年時代、間違いなく70歳ぐらいまでは働かなくてはならない状況の中で、ずっと会社勤めしてきて60歳で定年退職したあと、違う仕事に就けるか?雇ってもらえるか?今まで積み重ねた知識・経験などは評価されるか?
定年後ならあと10年ぐらい頑張ればいいのでまだ良い。
下手したら50歳ぐらいで役職定年を迎える人もいるだろう。
それはやってみないとわからないだろう。
そこで、週末起業を試してみるのはいかがだろうか。
本業で培った知識や経験は本業でしか活きないのか、それとも、会社から一歩離れて肩書も看板もない「一個人」として知識や経験を活かしたビジネスができるか。
それを今の会社に勤めているうちから試験的に試せ、「本当の自分の実力」ともいうべき自分自身の市場価値を知る良い機会となるだろう。
私の場合、本業も週末起業も内容はほぼ同じと言ってよい。
簡単にいえばホームページ制作を仕事としているが、本業と週末起業とでは入ってくる引き合いの案件内容に歴然とした差がある。
どっちが良い悪いという訳ではないけれど、やはり本業のほうはBtoB取引なのできっちりとした企業からの引き合いが多い。もちろん信用の上に成り立っているのだろう。
一方、週末起業のほうは主に知人や既存顧客からの紹介になり、私のプライベートでの付き合いから生まれてくる引き合いのため、やはり私の性格やキャラを受け入れてくれている人となる。
こちらもある意味信用から成り立っていると言ってもいい。
結局、どちらも相手に信用してもらえる関係性は絶対条件として求められる。
週末起業をするにも信用は大切だ。